日産 今年度の業績見通しを下方修正
日産は、今年度の売り上げなどの業績見通しを下方修正した。さらに日産の内田社長は、新型コロナウイルスの影響により今後、中国国内での販売停止が続いた場合には、業績見通しのさらなる悪化を示唆した。
13日、日産自動車が発表した去年10月から12月までの3か月の決算では、環境規制が厳しい欧米市場などで販売が大きく落ち込み、最終損益が261億円の赤字となった。同期間の最終赤字は11年ぶり。
また、この影響で、今年度の業績見通しを下方修正し、会社の本業のもうけを示す営業利益を、従来予想の1500億円から850億円と約4割の減益の見通しに修正した。
一方、新型コロナウイルスの影響によるこれまでの生産や販売の停止だけでも今後の業績に影響があると述べ、引き続き中国国内での販売停止が続いた場合には、さらなる業績見通しの悪化の可能性もあるとした。