透明性を…G7“デジタル通貨”で共同声明
G7(=主要7か国)の財務大臣と中央銀行総裁は13日、テレビ会議を開き、各国で議論が進むデジタル通貨について、透明性の確保といった基本原則を盛り込んだ共同声明を発表しました。
麻生財務相「中国さんあなた透明性大丈夫?っていう話ですよね。どなたでも条件を満たしていない限りはだめですよ、ということを申し上げた」
麻生大臣はこのように述べ、中国が12日から実証実験を始めた「デジタル人民元」をけん制する姿勢を見せました。
共同声明では、透明性や法の順守、健全な経済ガバナンスといったデジタル通貨に必要な3つの要素を明示しました。
中国のデジタル通貨は、取引データなどが当局に恣意的に利用される恐れがあるとして、警戒感をにじませた形です。