日本初“自動運転バス”定期運行へ 茨城
将来的に無人運転を目指すというバスの定期運行が、日本で初めて26日から茨城県境町で始まります。
26日から茨城県境町で生活の足として定期運行が始まる自動運転バス。片道2.5キロの距離を時速およそ18キロで、1日4往復します。
見通しの良いまっすぐの道路などではシステムが自動運転し、交差点に差し掛かるときや路上に、駐車している車などがある場合は、自動的に停止、バスに乗っているスタッフがコントローラーを使って手動でバスを操作します。
こうした自動運転のバスが定期運行するのは、日本で初めてだということです。
この地域では高齢化が進んでいて運転免許を返納する人も増加していて、バスなどの公共交通機関の必要性が高まっています。
将来的にはバスに監視員などを乗せることなく運行の監視を都心などの遠隔地から行う無人運転バスを目指していて、地方の高齢化に対応していきたいということです。
当面は、2つの地点を往復するだけの運行になりますが、今後は、病院やスーパーの前に停留所を設けたり、他の路線を作るなどして、より利便性を高めていきたいとしています。