“脱炭素化”へ 燃料アンモニア導入目標
「カーボンニュートラル・ゼロ」に向けたエネルギーとして燃料アンモニアが注目されています。
8日、燃料アンモニアを2030年に年間300万トン導入する目標が示されました。政府は2050年までに温室効果ガスの発生量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの目標を掲げています。
その中で燃やしても二酸化炭素を排出しない燃料アンモニアは、脱炭素化の重点項目となっています。
経済産業省と民間団体によるアンモニアの協議会は8日、燃料アンモニアに関するロードマップの策定が重要だとし、火力発電などの形で2030年に年間300万トン、2050年に3000万トン導入する目標を示しました。
第一段階として、石炭火力発電でアンモニアを20パーセント混ぜて燃焼させる方法の実用化を目指すとしています。
燃料アンモニアの実用化に向けては、コストの低減や製造時に排出される二酸化炭素の削減が課題となっています。