日経平均 一時3万円台回復 30年半ぶり
東京株式市場で日経平均株価が30年半ぶりに一時3万円台を回復しました。
東京証券取引所で日経平均株価は、取引時間中としては1990年の8月以来、30年6か月ぶりに一時3万円を超えました。日経平均株価は新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響が懸念されたことで、去年2月から3月にかけてのひと月ほどで7000円以上下落しました。
その後、世界的な金融緩和や積極的な経済対策がとられたため、世界経済が回復するとの期待感から株価は上がり続けました。平均株価は1年足らずで1万3000円以上上げたことになります。
市場関係者は「ワクチン接種が世界中で広がりコロナが収束に向かうと株価は今後も上がり続ける」とみています。しかし、「コロナの状況や各国の経済対策次第では市場が混乱する可能性がある」としています。
実体経済と株価が乖離し続ける中、政府には本当に必要な経済対策が打てるのかが求められます。