NYダウ続伸 大規模な経済対策へ期待感
3日のニューヨーク株式市場は、大規模な経済対策への期待から景気に敏感とされる銘柄を中心に買われ、ダウ平均株価は続伸して取引を終えています。
3日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前営業日比36ドル12セント高い3万0723ドル60セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は、2.23ポイント下げて、1万3610.54で取引を終えています。
前日までの2日間でダウ平均は700ドルあまり上昇していたため、この日は取引開始直後から利益を確定するための売りが先行しました。しかし、新型ウイルスをめぐる追加の経済対策について、民主党が単独で大規模な対策を成立させるとの観測が出ていることで投資家心理が上向き、午後にかけては買いが優勢となりました。
金融や資本財などの景気に敏感とされる銘柄を中心に買いが広がり、ダウ平均は小幅に上げて取引を終えています。
市場関係者は、「決算発表のピークを終え、雇用統計などの経済指標が注目されている」と話しています。