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農水省“贈収賄”関連で事務次官ら6人処分

2021年2月25日 17:53

農林水産省は吉川元農水大臣の贈収賄事件に関連し、現在の事務次官を含めた6人を処分しました。

この問題をめぐっては、贈収賄事件で在宅起訴された吉川元農水大臣から誘いを受けて、鶏卵大手アキタフーズの元代表との会食に今の事務次官らが同席していました。

これを受けて農水省は、国家公務員倫理規程に違反するとして、枝元事務次官ら3人は1か月間10分の1の減給、残りの3人を戒告や訓告とする処分を決めました。また、現在の農水大臣である野上大臣も1か月分の給与を自主返納するとしています。

調査の結果、会食は2018年10月と翌年9月に行われ、事務次官ら幹部が同席していました。アキタフーズ側が1人あたり一回2万2000円から2万3000円程度の費用を負担していたということです。

出席した幹部は、会食の費用は利害関係者にあたるアキタフーズではなく、利害関係者にあたらない政治家が負担したと認識していたものの、その場で誰が費用を負担したか確認しなかったのは過失として、25日、処分が決まったものです。

農水省は再発防止策として、職員が政治家や利害関係者の会食に同席する場合は、金額や誰が費用を負担したかにかかわらず、大臣と倫理監督官に届け出を義務づける省独自の新たなルールを設けるほか、幹部職員を対象に研修会などを開催するとしています。

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