日豪印、サプライチェーン強化に向け協力へ
政府は27日、オーストラリア、インドと3か国共同でサプライチェーンの強化に向けて協力していくことを決めました。
梶山経済産業大臣ら、日本、オーストラリア、インドの貿易担当の大臣は27日、テレビ会談を行い、3か国で供給網の強化に向けて連携していくことで合意しました。
会談では、デジタル技術を活用した供給網の強化の成功事例を共有することや、企業が生産の拠点などを多様化できるよう支援していくことなどが決められました。今後も、少なくとも年に1度は3か国の大臣による会合を開くとしています。
経済連携を巡っては、インドがRCEP(=東アジア地域包括的経済連携)の交渉から離脱して以来、日本やオーストラリアが中心になって、RCEPへの復帰交渉を行ってきました。こうした中、インドを含めたアジア太平洋地域での経済連携を高めるために昨年9月から3か国による会合が開かれていました。