株高、円安大きく進む 円相場は一時1ドル=154円台
アメリカ大統領選の開票が進む中、東京市場では株高、円安が大きく進んでいます。円相場は一時、1ドル=154円台に乗せました。
6日朝の東京株式市場は買い注文が先行しました。アメリカ・大統領選の開票状況をにらみながらの展開となっていて、都内の証券会社では大統領選に関連する問い合わせが相次いでいるということです。こうした中、午前の取引で日経平均株価は800円以上、値上がりしました。
株高の要因は、開票序盤に、トランプ氏が獲得した選挙人の数でリードしていることを受けて円安が進んだことです。外国為替市場では開票が本格化した日本時間午前9時以降、円相場が1ドル=151円台半ばから急落し、一時、1ドル=154円台まで円安が進みました。
市場ではトランプ氏の掲げる法人税減税などの政策が企業利益を押し上げることが期待されていて、ドルを買って円を売る動きが強まっています。ただ情勢は今後、変化する可能性もあります。