米株安受け…東京株下げ幅一時1000円超
週明けの東京株式市場は大きく株が売られ、日経平均株価は一時1000円以上、値下がりしています。
21日の東京株式市場は、取引開始直後から全面安の展開となり、日経平均株価の下げ幅は一時1000円を超えました。急落の要因はアメリカの金融緩和が縮小するのではないかという警戒感です。
先週、アメリカで今後の利上げの時期が、予想よりも前倒しになるのではないかとの見方が広がりました。利上げになると、金融市場へお金がこれまでより流れなくなるのではとの観測から、株ではなく、より安全な資産運用をしようという動きが出てきます。そのため、ダウ平均株価など、主要な株価指数が軒並み下落しました。
この流れは週明けの東京市場にも波及し、幅広い銘柄で売り注文が広がりました。市場関係者は「きょうの急落は一時的なもので、ワクチン接種などが進み、実体経済が回復すれば、株価は落ち着いた動きになるのでは」と話しています。