原発割合“政府は早く決定を”~経団連会長
経団連の十倉雅和会長は、日本で使うエネルギーのうち、どれぐらいを原発に頼ることになるのか、政府は早く決定する必要があるとの認識を示しました。
経団連・十倉雅和会長「どういうエネルギーミックスでやるのかというのを早く決めて、それに日本社会全部一目散でやらないと、なかなか(脱炭素は)実現しないと思います」
経団連の十倉会長は、2030年に温室効果ガス排出を46%減にするという目標を達成するためには、政府は早く、エネルギーミックスを決めなければならないとの考えを示しました。
エネルギーミックスとは、エネルギーを何からどれ位調達するか、原発、火力、再生可能エネルギーなど、電源別に示したものです。
十倉会長は、原子炉は寿命が決められていて、今のままでは2050年には3基となることから、原発の割合を決めて、もっと安全な小型原子炉に変えていくことについても議論がおこらなくてはいけないと述べました。
政府は今月、エネルギー基本計画の原案発表を目指していましたが、政府内の調整が難航し、遅れています。