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財務省事務次官の後任 矢野康治氏で調整

2021年6月23日 22:49
財務省事務次官の後任 矢野康治氏で調整

政府は、財務省の太田充事務次官を退任させ、後任に矢野康治主計局長をあてる方向で最終調整に入りました。

新たに財務省の事務次官に就任する見通しの矢野康治氏は、2012年から15年に当時官房長官だった菅首相の秘書官を務めました。

税制を担当する主税畑を歩んできた矢野氏は、森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざんが発覚した2018年、当時、官房長を務めており、財務省の内部調査や再発防止策の策定で中心的な役割を担ってきました。その後、去年7月に予算や経済対策を担当する主計局長に就任していました。

公文書改ざんをめぐっては、「赤木ファイル」が開示されたばかりですが、新たに事務次官に就任する矢野氏には、財務省の信頼回復と共に、コロナ禍でひっ迫した財政の立て直しや経済再生に向けた手腕が問われることになります。

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