日銀、定例の国債買い入れを減額 3月の金融政策変更後初
日本銀行は13日、3月の金融政策の変更後、初めて、定例の国債の買い入れを減額しました。
日銀によりますと、13日に行った「5年超10年以下」の国債の買い入れ額は4257億円となり、前回の先月24日よりおよそ500億円少なくなりました。日銀が3月の金融政策の変更後、国債の買い入れ額を減らしたのは初めてです。
日銀は現在、大規模な金融緩和策の一環として、月間6兆円程度の国債買い入れを継続するとしています。
市場関係者からは、今後も長期国債の買い入れ減額が続けば事実上の「量的引き締め」になるほか、6月の金融政策決定会合で日銀が買い入れ額を現在の「6兆円程度」からさらに減らす可能性もあるのではないか、との見方も出ています。
日銀の買い入れ減額をうけ、長期金利の代表的な指標である10年物国債の利回りは、一時0.940%まで上昇しました。