日銀 地域経済報告“好調な賃上げの影響で若い世代の消費増” 奥能登豪雨の影響は「注視」
日本銀行は各地域の支店長が集まる会議を開き、好調な賃上げの影響で若い世代の消費が増えていることなどが報告されました。
3か月に一度、各地域の景気を点検する日銀支店長会議では、今年の好調な賃上げは、特に賃上げの幅が大きかった若年層の個人消費を押し上げているとの声が紹介されました。
また、企業から、来年度以降も賃上げを続けていく必要があるとの声が多く聞かれた一方、中小企業を中心に、収益面の厳しさを訴える声も根強かったということです。
各地の景気については、自動車メーカーの認証不正問題の影響が和らいだ東海と、能登半島地震からの復興が進む北陸で、景気判断が引き上げられました。
ただ、先月の奥能登豪雨が北陸の経済に与える影響は「注視していく必要がある」としています。