政府が掲げる「異次元の少子化対策」の今後3年間の予算規模について、岸田首相が「3兆円台半ばでまとめる」よう後藤経済再生相に指示しました。

後藤経済再生相は31日午後、記者団の取材に対し、政府が少子化対策の「集中期間」と位置づける来年度から3年間は、3兆円台半ばの予算を新たに追加するよう、岸田首相から指示を受けたと述べました。

予算の追加で高等教育への支援や、貧困・虐待の防止策などの拡充を検討するとしています。

政府は来月1日、こうした内容を盛り込んだ「こども未来戦略方針」の素案を議論する予定で、関係者によりますと、財源として社会保障の歳出改革や既存の予算の活用、医療保険の仕組みなどで集める「支援金制度」を盛り込みます。

ただ、財源ごとの金額の記載は年末まで見送られます。