福島第一原発の「処理水」めぐり、西村経産相が漁業組合のトップらと会談 平行線は解消せず
福島第一原発の「処理水」をめぐり、政府は詰めの作業に入っています。14日、西村経済産業大臣が漁業組合のトップらと会談しました。
会談は、全漁連の坂本会長らトップに加え、福島県など被災県の代表者も参加し、予定より10分ほど長く行われました。
全漁連・坂本会長
「われわれは反対という立場を崩すわけにはいかない」
坂本会長は処理水の安全性については「一定程度理解した」としたものの、放出に反対の立場は崩しませんでした。
西村経産相
「引き続き漁業者の皆様方に丁寧に説明を重ねていくことで、信頼関係深めていければと考えています」
西村大臣は改めて政府の立場を強調した上で、放出の具体的な時期は明言せず夏ごろとする放出の方針は崩しませんでした。
平行線の解消は持ち越しとなっています。