×

加熱式たばこ“価格合戦勃発”? 増税でも価格据え置く商品も

2022年8月31日 23:39
加熱式たばこ“価格合戦勃発”? 増税でも価格据え置く商品も

JT(=日本たばこ産業)は、10月から値上げするとしていた加熱式たばこ41種類について、値上げするたばこの種類を減らし、さらに値上げ幅も縮める方針を発表しました。

JTは、加熱式たばこ「プルーム・テック」用のメビウスやピアニッシモなど、41種類について20円または30円の値上げを10月から行うとして、今月25日に財務省に申請し、31日に認可を受けました。

しかし夜になって一転して、値上げするたばこを41から17種類に減らして、値上げ幅も10円または20円に縮小させる再申請を行ったと発表しました。

JTは、再申請の理由について、競合他社の価格申請状況などを鑑みた結果としています。

ライバルのフィリップモリスも、10月から加熱式たばこ49種類を20円値上げすると一度は発表しましたが、30日に、26種類については値上げをやめて、価格を据え置く申請を財務省に提出していました。

各社による10月からのたばこ値上げは増税に伴うものですが、価格を抑えることでシェア拡大につなげる狙いとみられます。