円相場、5年2か月ぶりに118円台まで下落 ウクライナ情勢影響
ウクライナ情勢の影響で円相場が5年2か月ぶりに118円台まで下落しました。
15日の東京外国為替市場で円相場は1ドル=118円台まで下落し、2017年1月以来およそ5年2か月ぶりの円安水準となりました。
ウクライナ情勢による物価高を抑えるため、アメリカで利上げの決定が見込まれる一方、今週18日(金)に決定する日銀の政策金利では物価上昇の目標が達成されていないため据え置きの方向とみられています。
そのため、日米の金利差が拡大するとの見方が広がり、円を売ってドルを買う動きが優勢となりました。
市場関係者は、「すでに市場は利上げについて織り込み済みのため、揺り戻しはあるかもしれないが、今後、再び緩やかにドル高円安になっていく」とみています。