日本製鉄がトヨタ自動車などへの損害賠償請求を放棄
日本製鉄は2021年、電動車のモーターなどに使われている無方向性電磁鋼板について、特許権を侵害されたとしてトヨタ自動車や三井物産に損害賠償を請求する訴訟を起こしていましたが、この請求を放棄したと発表しました。
「自動車業界をはじめ各ビジネスパートナーと、脱炭素等、様々な分野での共同の取り組みを一層強化していく」としています。
一方、中国の鉄鋼メーカー「宝山鋼鉄」に対する訴訟は続け、知的財産権の保護を図っていくとしています。
これを受け、トヨタ自動車は「業界を超えて未来に向けた取組みを進めてまいります」とコメントを出しています。