ダイハツ 国内工場の来月からの稼働再開「厳しい」 改めて認識示す
車の安全性を確認する認証試験で不正を行っていた問題で、ダイハツ工業は、国内工場の来月からの稼働再開について、現時点では「厳しい」との認識を改めて示しました。
ダイハツをめぐっては、国土交通省が先週、5車種については安全基準への適合が確認されたとして、出荷停止の指示を解除しています。
このため5車種の出荷は可能になっていますが、ダイハツは22日、オンラインでの説明会で、出荷再開について「お客さまの気持ちを十分に考えた上で、本当に出荷して良いという温度感を感じ取った上で考えていく」「お客さまがそっぽを向かれている時に、車を生産してもしようがない」などと述べました。
また、現時点では工場の稼働再開の見通しは立っておらず、来月の稼働再開についても「厳しい」との見通しを明らかにし、近日中に判断する考えを示しました。
一方、今後の新型車の投入については、「いったん立ち止まって点検等を最優先にする」と説明しました。