景気判断11か月ぶり下方修正「一部に弱さが見られる」月例経済報告
政府は1月の月例経済報告で、景気判断を11か月ぶりに下方修正しました。
政府は1月の月例経済報告を公表し、現状の景気について、先月の「景気は緩やかに持ち直している」という判断に、「このところ一部に弱さが見られるものの」と加え、去年2月以来11か月ぶりに下向きに修正しました。
中国で新型コロナウイルスの感染が再拡大したことから、中国向けの輸出量が減少したことや、半導体の需要が世界的に減少し半導体製造装置などの輸出が減っていることが主な要因です。
また、景気の先行きについては、「景気が持ち直していくことが期待される」としながらも、世界的な金融引き締めや中国の感染拡大の影響に懸念を示しています。