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4年ぶり「ジャパンモビリティショー」最新EVや“空飛ぶクルマ”も 過去最多の企業が参加

2023年10月25日 17:42
4年ぶり「ジャパンモビリティショー」最新EVや“空飛ぶクルマ”も 過去最多の企業が参加

「東京モーターショー」から名前を変えた「ジャパンモビリティショー」が25日、報道陣に公開されました。未来の電気自動車が一堂に会しました。

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プロペラが付いた“空飛ぶクルマ”や、人が乗れる四足歩行ロボットなど「未来の日本」をテーマに最新の乗り物が集まった「ジャパンモビリティショー2023」。コロナ後初めて、4年ぶりの開催となることから、海外からも含めて多くの報道陣が取材をしていました。

日本国内を中心に、海外も含めて過去最多の500社近い企業が参加しています。その中で、報道陣に紛れてトヨタの新車をのぞき込む男性の姿が…。急速にEV(=電気自動車)市場で存在感を強める中国のBYDグループの王総裁です。

BYDは、EVの販売台数ではテスラに次ぐ世界第2位です。創業はバッテリーメーカーで、その強みを生かしてバッテリーをコストダウン。安いものでは、300万円ほどで購入できるEVもあります。

25日に発表した4ドアセダンの他、日本ではまだ発売しない高級感のあるミニバンや、世界的に人気のSUV(=スポーツタイプ多目的車)モデルを持ち込み市場開拓へ力を入れています。

一方、迎え撃つ日本メーカーは…

トヨタ自動車 佐藤恒治社長
「クルマ屋らしいバッテリーEVを作る。トヨタの使命は世界中のお客様の暮らしにとことん寄り添って、多様なモビリティの選択肢をお届けし続けていくことだと思います」

EVでは“遅れ”を指摘される「トヨタ」ですが、世界一の自動車メーカーらしく、多様な車種を提案。利用者のニーズに合わせて、使い方を変えられるEVなどを提案しています。

すでに量産型EVを発売している「日産」は、先駆者らしく“楽しさ”を打ち出しています。完全自動運転のミニバンは、席を向かい合わせにできたり、中には茶器を置いたり、クルマの中でリラックスして過ごせるといいます。

「ホンダ」はソニーとのタッグで作ったEVを一般公開しました。(日本では2025年に販売開始予定)

ソニー・ホンダモビリティ事業企画部 ゼネラルマネージャー 纐纈潤さん
「家にあるプレイステーションのゲームタイトルを車内から遊ぶことができます」

SONYと組んだメリットを打ち出しています。

「ジャパンモビリティショー」の一般公開は28日から11月5日まで。拡大するEV市場を巡って、各メーカーのアピール合戦が繰り広げられそうです。