ものづくりについて専門的な知識を学べる新たな研修施設が5日、越前市に完成し、国家資格の取得を視野に地場産業を盛り上げる人材の育成を進めます。

◇午前10時・越前市広瀬町
越前市広瀬町に開校した「福井テクニカルセンター」は、電子部品などを作る技術者を育成するための施設で、石川県に本社を置く人材派遣会社「AOC」が整備したものです。◇施設内の道具など
ここではマンツーマン体制で指導にあたることにしていて、電気部品の機能や配線の作業などを学ぶことができ、機械保全技能士など高いレベルの国家資格取得を目指します。

■AOC 橋本泰宏 エキスパートマネージャー
「福井県は電子部品や自動車部品などの製造のほか、さまざまな業種が盛んなので、地域の産業の発展にも貢献したい」

センターでは今後、県織物工業組合と連携し、業界の専門知識を学べるプログラムも提供して、地場産業の強化につなげたいとしています。