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「緩やかに回復している」との判断を据え置き 徳島経済研究所による最近の県内景況【徳島】

2024年10月11日 12:03
「緩やかに回復している」との判断を据え置き 徳島経済研究所による最近の県内景況【徳島】
徳島経済研究所によりますと、2024年8月の小売は、お盆の日並びの良さや酷暑に伴うエアコンなどへの需要、また南海トラフ地震臨時情報発表の影響による水や加工食品の伸びから、全体の売り上げは2023年を上回りました。

一方で自動車販売は、一部メーカーによる認証不正問題などの影響で、登録台数は2023年を下回りました。

8月の旅行需要は、台風10号の接近による宿泊取り消しなどがあったものの、徳島県外、海外への旅行を中心に、取扱高はコロナ禍前を上回りました。

また8月の公共工事は、請負件数と請負金額ともに2023年を上回っています。

徳島経済研究所は、「価格転嫁、賃金引き上げに伴う企業行動と、個人消費の動向に注視が必要」と分析しており、最近の県内景況は「緩やかに回復している」との判断を据え置きました。
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