「新しい県づくりのビジョン」とは?新年度予算編成 一般会計の総額は約7300憶円《長崎》
県の新年度の当初予算案が13日、発表されました。
大石知事が掲げたのは「新しい長崎県づくりのビジョン」。
「こども」や「交流」など、4つの分野ごとに実現への取り組みを進めるということです。
(大石知事)
「新しい長崎県づくりのビジョンの始動。これによって県民に期待感を抱いてもらえる予算」
一般会計当初予算案の総額は、約7348億円です。
新型コロナウイルスの対策費が少なくなったため、前年度より167億円減少していますが、5年連続での7000億円台です。
大石知事は今年度中に策定される「新しい長崎県づくりのビジョン」の実現へ、始動する予算としました。
ビジョンは、県の10年後のありたい姿を示すもので、新年度は先行して「こども」「交流」「イノベーション」「食」の4つの分野で、特別事業に取り組むということです。
(大石知事)
「子どもが主役の「こども場所」をみんなで創るという社会の実現を目指して、(新年度は)「こども場所」充実に向けた全体構想を策定する。(交流分野では)マニアが集う長崎プロジェクト。アニメや小説、また県産酒の分野において、誘客に向けた情報発信や受け入れ態勢の充実に取り組む」
予算編成では約180億円が不足していますが、積み立ててきた「基金」を取り崩して対応するということです。