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米・バイデン大統領が演説…習近平氏と対話を行う意向示す 中国の偵察気球など撃墜受け

2023年2月17日 8:03

アメリカ軍が中国の偵察気球や飛行物体を相次いで撃墜したことを受けバイデン大統領が16日初めて演説を行いました。中継です。

10日以降に撃墜した3つの飛行物体について、バイデン大統領は現時点で中国と関連づけるものはないと強調しました。

米・バイデン大統領「3つの物体が正確に何であったのか分かっていない。しかし現状、中国の偵察気球だと示す証拠は何もない」

バイデン大統領はこのように述べた上で「情報機関の分析では民間や研究用の気球の可能性が高い」と述べました。

また、撃墜した中国の偵察気球をめぐっては、中国と外交的な意思疎通を続ける重要性を強調し真相を明らかにするため、中国の習近平国家主席と対話を行う意向を示しました。

一方で、気球を撃墜したこと自体については「謝罪するつもりはない」と述べています。

バイデン大統領はまた未確認飛行物体の撃墜が相次いでいることについて「上空の飛行物体が急に増えたという証拠はない」と強調しました。

その上で、今後、未確認飛行物体にどのように対応するか政府全体で取り組みを進めていると強調し、ブリンケン国務長官が主導して国際的な共通ルールの策定を呼びかける考えを示しました。