“米気球が領空侵入”中国の主張を米高官が否定 日韓高官も支持
アメリカ・ホワイトハウスの高官は13日、アメリカの気球が違法に中国の領空に侵入していたとする中国の主張を、明確に否定しました。日本と韓国の高官も、アメリカを支持する考えを示しています。
ホワイトハウス・カービー戦略広報調整官「我々は、中国の上空に偵察気球を飛ばしていない」
中国外務省は13日、アメリカの気球が去年以降十数回、違法に中国の領空に侵入していたと主張していましたが、カービー調整官はこれを明確に否定しました。
こうした中、首都ワシントンで日米韓3か国の外務次官が会談し、日韓両国の次官はアメリカの立場を支持すると表明しました。
森外務次官「アメリカの行動については、米側の言うことが正しい答えだと思う」
韓国・趙外務第一次官「同盟国として、アメリカの公式発表を信頼している」
一方、アメリカ政府高官によりますと、ブリンケン国務長官が17日からドイツで開かれるミュンヘン安全保障会議への出席にあわせ、中国の外交トップ・王毅政治局員との接触を検討していることが分かりました。両国の緊張緩和への糸口がつかめるか注目されます。