フランス大統領選 マクロン大統領が再選の見通し ~地元メディア
フランス大統領選挙の決選投票が日本時間の25日午前3時に締め切られ、地元メディアは、現職のマクロン大統領が再選するとの見通しを一斉に伝えました。極右政党のルペン候補は及びませんでした。
フランス公共放送などの主要メディアは、投票の締め切りと同時に、マクロン大統領が極右政党のルペン候補を破り、再選するとの見通しを一斉に伝えました。
フランス公共放送の予測によりますと、得票率は、マクロン大統領が58.2%、極右政党のルペン候補が41.8%となっています。
選挙戦では、ウクライナ情勢を受け、有権者の関心が物価上昇へと傾く中、ルペン候補が燃料税の引き下げなどを訴えて“庶民派”をアピールし、追い上げを見せていました。
しかし、終盤で中道のマクロン大統領が左派を意識して経済対策を強調するなどし、「反極右」からも一定の支持を集めたとみられます。
フランスの憲法では、大統領の任期は、連続2期10年と定められていて、マクロン大統領が次の5年間で、選挙戦で明らかになった社会の分断を解消することができるのか、ロシアによるウクライナ侵攻で揺れるヨーロッパのかじ取り役となれるのか注目されます。