ロシア軍 新たにウクライナ3集落を制圧と発表 東部に加え南部も攻撃
ウクライナへの攻勢を強めているロシア軍は15日、東部に加えて南部も攻撃し新たに3つの集落を制圧したと発表しました。
ロシア軍は15日、東部ハルキウ州で新たに2つの集落を制圧したと発表しました。今月、大規模な地上侵攻を開始して以降、制圧した集落の数は12に上るとしています。
ウクライナ側は、ハルキウ州の一部の部隊について、事実上の撤退に追い込まれたとみられます。
ロシア軍は南部でも攻勢をかけていて、南部ザポリージャ州のロボティネも制圧したと主張しました。
ロボティネは去年ウクライナが反転攻勢により奪還した集落で、ウクライナ側はロシア軍の制圧の事実を否定しています。
ゼレンスキー大統領は戦況の悪化をうけ、急遽外遊をキャンセルしました。
こうした中、ウクライナを訪れているブリンケン国務長官は15日、20億ドルの追加の軍事支援を行うと発表しました。
アメリカ製の兵器を使ったロシア本土への攻撃に関しては、「勧めないし、許可もしないが、最終的にはウクライナ側が判断することだ」としています。