人質家族のイスラエル人が解放訴え エルサレムで開催のイベントで
中東エルサレムで13日、在イスラエルの日本大使館などが共催したイベントに、パレスチナ自治区ガザ地区で家族が人質にとられているイスラエル人が参加し、人質の解放を訴えました。
13日、エルサレムで行われたのは、在イスラエルの日本大使館などが共催した桜を観賞するイベントです。ガザ地区でイスラム組織ハマス側に人質にとられているイスラエル人のガイさんが、日本語を勉強していたことから、家族や友人らがイベントに参加し、1日も早い解放を訴えました。
ガイさんの友人・ヨナタンさん「私たちの夢は4月に一緒に日本に旅行(することです)。(ガイさんが)戻ってくるのを待っています。そうすれば私たちは一緒に夢をかなえることができます」
ガイさんの兄・ガルさん「日本の皆さんにできる限りの支援を期待しています。この問題を取り上げてもらうことはとても重要で、そのことがハマスに圧力をかけることにつながると思います」
ガザ地区では、ガイさんを含め100人以上の人質が拘束されたままです。
ガイさんの家族らを含めた人質家族の団体は、14日、オランダ・ハーグにあるICC=国際刑事裁判所に向かい、ハマス側を提訴する予定で、国際社会に対しても人質解放を改めて訴える方針です。