米CDC 妊娠中のコロナワクチン接種 乳児の感染による入院防ぐ
アメリカのCDC(=疾病対策センター)は15日、妊娠中の新型コロナウイルスワクチンの接種が、生まれてきた乳児の感染による入院を防ぐことにつながるとする研究結果を発表しました。
CDCは、去年7月からことし1月にかけて、アメリカの17の州にあるあわせて20の小児病院で、乳児の新型ウイルスへの感染による入院について調査を行いました。
その結果、母親が妊娠中にファイザーまたはモデルナの新型ウイルスワクチンの接種を完了していた場合、生後6か月未満の乳児が入院するリスクは、61パーセント低下したということです。
また、妊娠初期よりも後期に接種した方が、予防効果が高かったとしています。
CDCは、「乳児のワクチン接種が認められていない中、妊婦の接種が非常に重要だ」として、改めて妊婦への接種を推奨しました。