ウクライナ「人道回廊」拒否 “マクロン氏がプーチン氏に依頼”とロシア側主張も…フランス側は否定
ロシアがウクライナの激戦地から住民を避難させるため7日に設置するとした「人道回廊」について、ウクライナ側は、行き先がロシアになっていることを理由に拒否しました。
ロシア国防省は、日本時間の7日午後4時から一時的な停戦を行い、首都キエフや激戦地となっている北東部のハリコフなど4つの都市から住民を避難させる「人道回廊」を設置すると発表しました。
しかし、行き先の多くがロシアや同盟国のベラルーシになっていることから、ウクライナの副首相は「民間人をロシアに連れて行くためで、容認できない」と拒否しました。
ロシアは今回の人道回廊について、フランスのマクロン大統領が6日の電話会談でプーチン大統領に頼んだものだと主張しています。これに対しフランス側は「戦闘の停止と国際人道法の尊重を求めただけだ」として、ロシアに向かう人道回廊の設置は要求していないと否定しました。