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韓国の新型戦闘機「KF-21」初飛行に成功、課題も… 共同開発国は分担金を滞納

2022年7月20日 13:11
韓国の新型戦闘機「KF-21」初飛行に成功、課題も… 共同開発国は分担金を滞納

韓国が開発を進めている新型戦闘機「KF-21」が19日、初めて試験飛行に成功しました。今後、2000回あまりの試験飛行が必要で、量産開始は2026年の見通しです。

韓国の防衛事業庁は19日、開発を進めている新型戦闘機「KF-21」(ポラメ)の試作機が、慶尚南道で試験飛行に成功したと発表しました。

今回は初飛行だったため超音速での飛行は行わず、時速400キロ程度で30分あまり飛行し、基本的な性能チェックなどを行ったということです。

韓国メディアによりますと、「KF-21」は本格的なステルス性能を持たない「第4.5世代」に相当する超音速戦闘機です。

今後、2000回あまりの試験飛行を行った上で、2026年から量産を行い、韓国空軍に120機を配備する計画です。

初飛行をうけて尹錫悦大統領は、「自主防衛へと進む快挙だ」とした上で、防衛産業の輸出拡大にもつながると期待感を示しました。

「KF-21」はインドネシアと共同開発を行っている戦闘機です。

韓国メディアは、「インドネシアが予算不足を理由に、分担金8000億ウォン(約800億円)あまりを滞納している」ことなどを挙げ、開発完了までの関門が多いと指摘しています。

■写真:韓国・防衛事業庁