いたるところに遺体…イスラエル軍が最大被害の集落を公開 「ハマス」との武力衝突激化
中東・パレスチナ自治区のイスラム組織「ハマス」と、イスラエルによる武力衝突が激化する中、イスラエル軍は、最も被害が大きかった集落を報道陣に公開しました。
これはイスラエル軍が10日、虐殺が行われたとするクファール・アザのキブツ=生活共同体を報道陣に公開した際の映像です。
いたるところに遺体がそのまま残されています。
イスラエルメディアによりますと、ここでは少なくとも100人以上の住民が殺害され、このうちおよそ40人が乳児や幼児だったということです。
目撃した兵士の話として「頭を切り落とされた赤ちゃんもいた」などと伝えています。
今回の武力衝突で、これまでにガザで900人、イスラエル側で1200人以上が死亡しています。
ガザ周辺のイスラエル領内では10日、およそ1500人のハマス戦闘員の遺体が発見されていて、さらに死者数が増える可能性が高まっています。