中東・パレスチナ自治区のイスラム組織「ハマス」と、イスラエルによる武力衝突が激化する中、イスラエル軍の報道官は、「領内でおよそ1500人のハマス戦闘員の遺体を発見した」と発表しました。

イスラエル軍は、イスラム組織「ハマス」の大規模攻撃に対する報復として、パレスチナ自治区のガザ地区への空爆やイスラエル領内に侵入したハマス戦闘員の掃討作戦を続けています。

こうした中、地元メディアは10日、イスラエル軍の報道官が、「ガザ地区周辺のイスラエル領内で、およそ1500人のハマス戦闘員の遺体を発見した」と述べたと伝えました。

これまで、パレスチナ側の保健当局は、ガザで少なくとも770人が死亡したとする一方、イスラエル側の死者もおよそ900人に上っていて、ハマス戦闘員の遺体発見を受け、今後さらに死者数が増える可能性が高まっています。

また、イスラエル軍は10日、ハマス戦闘員が侵入したガザ周辺を完全に掌握したと発表しました。