トランプ氏、パナマ運河の通航料「ぼったくり」と批判
アメリカのトランプ次期大統領は22日、太平洋と大西洋を結ぶパナマ運河をめぐりアメリカの軍艦や船舶が支払う運河通航料が「ぼったくりだ」などと批判しました。
アメリカのトランプ次期大統領は22日の演説で中米のパナマが管理するパナマ運河について、アメリカの軍艦や船舶に「法外な料金」を請求しているとし、運河通航料が「ぼったくりだ」などと批判しました。
トランプ次期大統領
「パナマが請求している料金はばかげていて非常に不公平だ」
トランプ氏はかつてアメリカがパナマ運河を管理していた歴史にも触れ、「道徳的・法的原則が守られないのであれば、我々はパナマ運河を速やかに返還するよう要求するだろう」などと述べました。
その上でパナマ運河に隣接する港の一部を中国系企業が管理していることを念頭に、運河の管理権が「誤った相手に渡ることは許さない」と述べ、中国に警戒感を示しました。
これに対しパナマのムリーノ大統領は、「パナマ運河とその隣接地域はすべてパナマに属しており今後もそうあり続ける」と反論しています。