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北京五輪控え“厳戒態勢”待たされた妊婦が

2022年1月7日 21:01

2月に開催される北京オリンピックを前に厳戒態勢を敷く中国。12月からロックダウンを実施している西安市で1日、病院に搬送された妊婦が病院の外でおよそ2時間待たされ、死産しました。

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2月に開催される北京オリンピックを前に厳戒態勢を敷く中国。西安市では、新型コロナウイルスの感染拡大で、12月からロックダウンを実施。しかし“ゼロコロナ”を掲げる当局の厳しい規制で食料不足などが起きていて、市民の不満もくすぶっています。

おおみそかに撮影された、西安市内にある集合住宅の映像には、無断で外出し、蒸しパンを買って帰ってきた男性に、地元当局の担当者たちが詰め寄り、殴るなどの暴行を加えた様子が映っていました。

この映像がネットに出回ると、非難の声が上がり、地元当局は、担当者2人に対し、7日間の拘束と、およそ3600円の罰金を科したということです。

厳しいロックダウンの影響はほかにも及んでいます。1月1日、妊娠8か月の女性が西安市内の病院に搬送された後、病院の外でおよそ2時間待たされ、死産する痛ましい出来事がありました。

これを受けて 市の当局が6日に会見し、ロックダウンに際して「医療機関へのアクセスが不十分だった」として謝罪し、院長ら関係者への処分も発表しました。

当局への批判が広がることを恐れたとみられます。