台湾、駐ホンジュラス大使の呼び戻しを決定 ホンジュラスが中国との国交樹立を目指していることに不満を表明
台湾は、外交関係のある中米のホンジュラスが中国と国交樹立を目指していることに不満を示し、ホンジュラスに駐在する大使を呼び戻すことを決めました。
ロイター通信によりますと、ホンジュラスは中国との国交樹立を目指し、22日から外相を中国に派遣したということです。
これに対し、台湾外交部は、「ホンジュラス政府は、台湾が長年支援した連携の成果と問題解決に協力した善意を無視した」と強い不満を示し、「直ちに駐ホンジュラス大使を召還することを決めた」と発表しました。
ホンジュラスは、現在、台湾と外交関係を結ぶ14の国の1つですが、中国と国交を樹立すれば、台湾とは断交することになります。
台湾の外交トップは、今月末から予定されている蔡英文総統のアメリカと中米の歴訪にあわせ、ホンジュラスが中国との国交樹立を発表する可能性があるとしています。
画像:台湾外交部