アメリカのアラスカ航空は、事故を受け、一時停止していたボーイング社製の機体の運航を26日から再開すると発表しました。

この事故は今月5日、アラスカ航空が運航するボーイング社の旅客機「737MAX9」の一部が吹き飛び、緊急着陸したもので、FAA＝アメリカ連邦航空局が同型機の一斉点検と運航の一時停止を命じていました。

アラスカ航空は25日、厳格な検査を経た数機が26日から運航を再開すると発表しました。来週中には保有する65機、全ての検査が完了する予定だとしています。

発表に先立ち、FAAは検査後の機体の運航再開は認めたものの、ボーイング社に対して、「737MAX」の生産の拡大は認めないと通知しました。

シアトル・タイムズは関係者の話として、飛行中に吹き飛んだ機体の一部はボーイング社の整備士が修理のために取り外し、再度、取り付けていたと伝えています。