北朝鮮・金正日総書記を乗せたとみられる特別列車が３日朝、中国に入った。金総書記の中国訪問は０６年以来約４年ぶり。

　日本時間３日午前６時２０分過ぎ、北朝鮮からの特別列車が国境を越え、中国側の町・丹東に到着した。駅の周辺には厳戒態勢が敷かれ、姿を確認することはできなかったが、韓国政府関係者によると、「特別列車に金総書記が乗っている可能性が高いとみて、確認作業を行っている」という。

　金総書記は胡錦濤国家主席ら中国の指導部と会談するとみられる。北朝鮮では０９年末に行った通貨改革が混乱を招き、経済難が深刻になっていることから、金総書記は中国側に支援を求めるとみられる。