イラン、第3のウラン濃縮施設を来春着工へ
イラン政府は16日、国内で3か所目となる新たなウラン濃縮施設の建設を来年3月にも始める方針であることを明らかにした。
イラン原子力庁・サレヒ長官は16日、国営テレビで去年11月に建設を表明していた新たなウラン濃縮施設について、「10か所の建設候補地が決まり、そのうちの一つで来年3月にも建設を始める」と述べた。イランには中部・ナタンツに濃縮施設があるほか、中部・コムでも第2の濃縮施設を建設中。
国連安全保障理事会はイランに対し、核兵器にもつながるウラン濃縮を停止するよう求めているが、これに逆行する今回の決定に国際的な批判が強まるのは必至。