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北朝鮮はブラックボックス~米国務次官補

2010年9月17日 21:48

 北朝鮮で金正日総書記の後継体制を決めるとみられていた朝鮮労働党の代表者会が開かれないことについて、アメリカ国務省の幹部は16日、状況を把握できていないことを明らかにした。

 16日、議会上院で開かれた公聴会では、北朝鮮の後継者問題に関する質問が相次いだ。キャンベル国務次官補は「北朝鮮の内情はブラックボックス。情報機関の情報も誤っていることがある」と述べ、情報がほとんど得られていないことを示唆した。その上で、「どのような状況にも対応できる準備をしている」と述べた。

 また、キャンベル次官補は講演の中で、北朝鮮の核問題を話し合う6か国協議の再開には「まず韓国と北朝鮮の関係改善が必要だ」と述べた。協議の再開時期については「過去と同じことを繰り返すつもりはない。忍耐強く待つ準備ができている」と述べ、まだ時間がかかるとの認識を示した。