国連安全保障理事会が、北朝鮮への制裁についてまとめた７５ページにわたる報告書を公表することを決めた。

　この報告書は、制裁を監視する国連安保理の専門家パネルが今年５月に作成したが、中国の反対で公表が見送られていた。報告書は、北朝鮮がイランやシリア、ミャンマーの核関連技術の開発に関与し続けている可能性を指摘しているほか、制裁決議後も北朝鮮が武器の輸出など４件の制裁違反を行っていると指摘している。

　さらに、神奈川県警が去年６月、ミサイル開発に転用可能な機械をミャンマーに不正輸出しようとした疑いで３人を逮捕した事件についても、北朝鮮の関与を調べているとしている。