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NY株続落、終値107ドル安 原油高で

2011年2月24日 10:04

 23日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は原油価格の高騰を受け、2営業日連続で大きく値を下げた。

 23日は、原油先物相場が注目された。ニューヨーク商業取引所の原油先物相場は、中東からの供給不安が強まり、取引の中心となる4月物が、一時1バレル100ドルの大台に乗せた。これは約2年4か月ぶり。

 この原油高騰を受け、企業活動が圧迫されるとの懸念から優良株で構成するダウ平均株価は前日比107ドル01セント安い1万2105ドル78セントで取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比33.43ポイント安い2722.99となっている。

 薄日が差してきていたはずのアメリカ経済だが、専門家からは中東不安が続けば失速は避けられないとの見通しも出ている。