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露首相 エネルギー緊急支援具体案明らかに

2011年3月20日 6:27

 ロシア・サハリンを訪れているロシア・プーチン首相は19日、ヨーロッパ向けの液化天然ガスの一部を日本向けに切り替えるなど、エネルギー緊急支援の具体案を明らかにした。

 イタル・タス通信によると、プーチン首相は非常事態省のサハリン支部で、エネルギー不足が深刻化している日本への支援策を話し合った。その中で、プーチン首相は緊急対策としてヨーロッパ向けの液化天然ガスの一部を日本向けに切り替え、1か月間で100万トン、総量で400万トンを供給できると明らかにした。

 一方、サハリンでは福島第一原子力発電所の影響を心配する声が市民の間に広がっていたが、プーチン首相は「サハリンの放射能レベルは平常通りだ」と発言し、懸念を一掃した。