ブラジル“議事堂”襲撃事件 “扇動”の疑い…ボルソナロ氏を捜査対象に追加へ
南米ブラジルでボルソナロ前大統領の支持者らが議事堂などを襲撃した事件で、最高裁判所は13日、襲撃を扇動したなどとして、ボルソナロ氏を捜査対象に加えることを認めました。
首都ブラジリアで、ボルソナロ氏の支持者らが議事堂や大統領府などを襲撃した事件では、これまでに1000人以上が拘束されています。
地元メディアなどによりますと、この事件に関連し、ブラジルの最高裁はボルソナロ氏を捜査対象にすることを認める決定をしました。
ボルソナロ氏をめぐっては襲撃後の今月10日、SNS上に去年の大統領選挙で不正があったと主張する投稿をしたことを受け、ブラジル検察は襲撃を扇動した疑いがあるとして、捜査対象に加えるよう求めていました。
ボルソナロ氏は現在、アメリカに滞在中で、弁護士を通じ「自然発生的な動きといかなる関係もない」として事件への関与を否定しています。