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NYダウ6日ぶり反落、終値108ドル安

2011年9月20日 8:50

 19日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ヨーロッパの金融危機が拡大するとの観測が再び出たため、ダウ平均株価は一時、250ドル以上値を下げた。終値は先週末比108ドル08セント安い1万1401ドル01セントで、6営業日ぶりに反落した。

 先週末、EU(=欧州連合)はユーロ圏の財務相会議を開き、財政危機のギリシャに対し、18兆円規模の追加支援を行うことを決めた。しかし、市場では、ギリシャの財政赤字の削減が思うように進んでいないことや、会議で新たな具体策に欠けたことから警戒感が強く、売りが優勢となった。こうしたことから、ダウ平均株価は一時、250ドル以上値を下げた。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は、先週末比9.48ポイント低い2612.83となっている。