中国の警察は、人身売買を行っていた誘拐グループを一斉に摘発し、子供１７８人を救出した。

　国営・新華社などによると、中国の警察は先週、四川省や福建省など全国の１０の省や自治区で人身売買を行っていた２つの誘拐グループを一斉に摘発した。この摘発で、警察は容疑者６０８人を拘束、誘拐されていた子供１７８人を救出した。

　中国では、農村部などで跡継ぎや結婚相手として子供や女性が誘拐され、人身売買される事件が多発している。警察は０９年から誘拐の摘発に力を入れていて、これまでに子供約１万８５００人、女性約３万４８００人が救出された。警察は今回の摘発をこれまでで最大の成果と強調している。