ロシアの反体制派指導者のナワリヌイ氏が死去してから1年を迎え、モスクワの墓地には多くの人が献花に訪れました。

モスクワにあるナワリヌイ氏の墓地には16日、多くの人が献花に訪れ、ナワリヌイ氏の母親らの姿もありました。

プーチン政権を批判してきたナワリヌイ氏は、1年前に北極圏の刑務所で死亡しました。

当局は「自然死」としていますが、妻のユリアさんは殺害されたと主張していて、詳細は謎に包まれたままです。

ユリアさんは、SNSに公開した動画メッセージで、ナワリヌイ氏の記憶を消そうとしても、それは無駄に終わるとプーチン大統領を批判しました。

支持者
「彼（ナワリヌイ氏）はこの国を変えたいと誰よりも強く思い、ほかの誰とも違うやり方で闘った」

「彼は抵抗のシンボルです。だから今日、ここに来たのです」

ナワリヌイ氏の死後も、プーチン政権は野党勢力などへの締め付けを強め、反体制派も弱体化が進んでいます。