ロシア軍兵士の戦争犯罪裁く初公判、キーウで開かれる
ウクライナで民間人を射殺したとして訴追されたロシア軍兵士の初公判が13日、首都キーウで開かれました。ロシア軍兵士による戦争犯罪を裁く初めての裁判となります。
ロイター通信がウクライナの検察当局の声明として伝えたところによりますと、ロシア軍の戦車部隊に所属するシシマリン被告は、2月28日、北東部スムイ州の村で、車の中から自転車に乗っていた62歳の男性に発砲し、殺害した罪に問われています。
ウクライナ軍への通報を恐れた別の兵士から殺害するよう命じられたということです。
有罪となれば、最高で終身刑になる可能性があるということです。
ウクライナの検察当局は、ロシア軍による戦争犯罪の可能性がある事案がこれまでに1万件以上あるとして捜査を進めています。